英文を読む

楽しくスリリングな読解を心がけてます

2017-01-01から1年間の記事一覧

CHAPTER3 受動態・There is構文・「強調構文」  SECTION3-3

強調構文を取り上げましょう。この構文はいつでも自由に使えるというものではありません。何らかの必然によって表現されるものなのです。3つのパターンに分類して説明します。 It is の後に名詞要素があるパターン It is の後ろに副詞要素があるパターン Wh…

CHAPTER3 受動態・There is構文・「強調構文」  SECTION3-2

主題と情報構造から見たThere is 構文の役割 Thereは具体的な内容を持たない主語で主題であります。それは付加疑問をつけたときにThere is ....isn't there?となることからわかりますね。 では、主題が無内容ということはどういうことでしょう? それは 「以…

CHAPTER3 受動態・There is構文・「強調構文」  SECTION3-1

これまでは、主語S以外のものが節の先頭に置かれると、その節に託した書き手のメッセージが大きく変わることを説明しました。 CHAPTER3では、受動態・There is構文・「強調構文」の文法は中学・高校で学んできたのですがその存在理由、情報構造における役…

CHAPTER2 主語S以外のものが主題になる場合  SECTION2-3

M2 V S の語順 C V S の語順 a) M2 V S の語順 副詞要素M2の後にS Vとくるのは前にも話しました。 今日は先に動詞Vが来て主語Sが続く場合を取り上げ、それがどのような情報構造上の違いをもたらすのか考えたいと思うのです。 ①At stake, then, is how this "…

SECTION 2-2 補足

目的語Oが主題になるレアな構造をもう一つ発見いたしましたので、前回の記事と合わせて読んでもらえれば幸いです。 kenji-tokuda902.hateblo.jp 第3文型でありながら、O S V の語順をとります(もちろんOとSの間に関係代名詞が省略されているわけではありま…